Vol.5 【2004/11/12】
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マダム由美子が十数年にわたって愛用中の香水は ゲランのシャリマー
『ヨーロッパ中の宮廷で愛されたゲランの名香水』
シャリマー(SHALIMAR) -ゲラン(Guerlain)-
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今回ご紹介いたしますのは、1828年フランス・パリのリヴォリ通りに香水店を開いた「GUERLAIN ゲラン」の香水、「SHALIMAR シャリマー」です。ゲラン社は創業以来170年余り愛され続けている伝統ある香水老舗店。そしてシャリマーはパリのespritエスプリ(精神)を香水を通して表現しているゲラン社の代表香水。お洒落なクラシックエレガンスの香水です。
私がシャリマーの香水と出逢ったのは21才のとき。出逢って一目惚れしてしまいました。その一目惚れした気持ちが今も続いています。案外飽きっぽくない自分にも驚いています。(笑)最近思うことは、私の中で本当に素晴らしいと思って惚れ込んだものは、非常に長く惚れ込み続けていることです。その一つがシャリマーの香水なのです。
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ゲラン社のクラシック香水コレクション
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当時は香りの学校ミヤ・フレグランス・スクール校長職の折には特に香水学を専門としていました。あるプログラムの中で世界の香水を100本近く嗅ぎ分け、特長を研究していました。その時に、シャリマーを知りました。シャリマーの香調は「オリエンタルタイプ」というものの中に分類されます。「オリエンタル」とは、文字通り東洋を思わせる香りです。
なぜ私がこのシャリマーが好きなのかと申し上げますと、とても温かみがあり、私にとってとても心落ち着く香りだからです。香りは目には見えないものですが、いつも私の側にいて、勇気づけてくれたり、優しく包み込んでくれたります。この気持ちがアロマ効果を生みだしています。アロマセララピーとは芳香療法を意味します。香りで精神的に癒される効果は、精油だけではなく、香水でもあります。自分の好きな香りに出逢うと自分らしい雰囲気を創り出すことも助けてくれます。つけすぎには気をつけることが大切ですが。
香りは時間の経過とともにどんどん変わります。最初の匂いは好きだったけれど、だんだんあまり好きではなくなるということもあると思います。これは揮発性の異なる香りが調合されていることによって起こる変化のためです。シャリマーの香調は最初はベルガモットなどの柑橘系が爽やかに香り、次いでローズやジャスミンの甘美な花々、残り香はバニラなどのパウダリーな香りへと流れるように変わっていきます。トータル的なバランスがとれた美しい香りです。私はこの残り香が微かに芳る状態をとても気に入っています。季節的には秋から冬そして春まで使います。
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エントランスにはお気に入りの
香水を置くといいですよ。
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私のアトリエのエントランスには、数点の香水を置いています。外出時には最後の仕上げに必ず、一吹きして出かけます。もちろんシャリマーはいつも一番前に置いています。
日常で玄関先に置いておくと外出時に付けることが習慣化しやすいですよ。お気に入りの香水ボトルなどを置くだけでインテリア(室内装飾)にもなります。
また帰ってきたとき、お気に入りの香水ボトルが玄関にあると、自分の帰りを心待ちにしてくれていた香水を愛おしく思えたりもします。私はときどき香水たちに向かって「ただいま」と言います。そのときは、自分の安らぎの空間に帰ってきたのね、と穏やかな安心感のある自分に戻れます。
乾燥している空気の中では軽やかに香るので比較的重厚感のあるオルエンタルタイプでも日本の梅雨時、夏を外せば積極的に使えます。
「シャリマー」について少しお話してみましょう。シャリマーは1925年ジャックゲランという調香師によって創られました。ゲラン社三代目の調香師です。シャリマーとは、サンスクリット語で「愛の神殿」という意味です。1600年代のインドの大帝シャー・ジャハンが愛妃のために造営した庭園の名前でもあります。幻想に満ちたロマンティックでエキゾティックな香りです。私が外見的にシャリマーを気に入っているひとつに、ボトルデザインがあります。スマートさがシルエットを美しく見せ、丸みを帯びたラインが柔らかを醸し出す。このバランスが絶妙で手に取ったときにボトルと手がなじむ感覚があります。この感触が好きです。2004年のクリスマスには限定ボトルのシャリマーが登場します。シャリマーファンにとっては待望のコレクションになるでしょうね。私も今から楽しみです。
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シャリマーの2004年限定ボトル(ゲラン社)
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会社名 |
GUERLAIN ゲラン株式会社 |
所在地 |
〒102-0092 東京都千代田区隼町 3-16 住友半蔵門ビル4階 |
連絡先 |
Tel 03-3234-3601 |
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