私が「プリマエレガンス」の名前を知ったのは、オードリーの美しさに魅かれ、インターネットで検索した時に偶然サイトを見つけたのがきっかけです。
確か2003年か4年でしたので、当時は「バレリーナスタイル」という名称でした。
由美子先生は、「日本のオードリー」と呼ばれるだけあり、とても 品のある美しさに心魅かれたのですが、 当時レッスンは平日のみ、躊躇しているうちに1年以上が過ぎていきました。
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サロン入会前の私
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サロンに足を運ぶ決意をしたのは、猫背を指摘されたこと。
「おばあさんみたいだぞ」の声に大ショック、このままではいけない、とようやく体験レッスンを受け、 先生の美しさと心配りの溢れる優しさにすっかり魅了され、サロン生の仲間入りをしました。
それまでの私は「女性としてでなく、一人の人間として私をみて!」と心で叫んでいる状態が長く続いていました。
私は弱くない、強い、一人前に見てほしいという気持ちが強く、助け舟を出してくれる人にも、大丈夫だから、と断る始末、まるで鎧武者のようにガチガチでした。
「強くなりたい」と合気道も習っていました。もともと音楽を聴いたり、絵を鑑賞しに行ったり、 「美」に関心や憧れはあったのですが、こと自分に関しては外見を磨こうなどとは思っていませんでした。
女性らしくすることが自分を弱くすると思っていたようです。
サロンに初めて足を運んだときは、パンツスタイルにタートルネックのセーター、スニーカーにノーメイクの出で立ちでした(笑)。
今その話をすると皆さん異口同音に「嘘でしょ!」とおっしゃいます(笑)。
最初の頃、鏡に映る自分が恥ずかしくて見られませんでした。
他の生徒さんは素敵なところばかりで、自分がみっともなく情けなかった日もありました。
でも、由美子先生はお一人一人、それぞれの美しさを見つけては、引き出し、褒めてくださいました。
また、お互いの良いところをどんどん褒めてくれる素敵な仲間の存在も励みになりました。
先生の人柄に魅かれてくる生徒さんだからなのでしょう。
毎回 毎回自分の良さ、美しさを褒められることで、「女性である自分」を少しずつ少しずつ受け入れられるようになっていきました。
でも3ヶ月程すると、自分の急な変化に心がついてゆけず、レッスンを数ヶ月お休みすることに。
もうやめたほうがいいのかも…と思っていた折、先生から暑中お見舞いのお葉書が。
「お元気でお過ごしですか」添えられていたこの一言に、−ご自分の変化を受け入れられて、戻って来られる のをお待ちしていますよ。 と込められた気持ちに胸が一杯でした。もう「やめよう」とは思わなくなりました。 時間がかかってもいい、先生から学べる機会を大切にしよう、と。
タンスに革命が起きました。
シンプルからフリル、レース、シフォンへ、スニーカーからハイヒー ルへ、パンツからスカート、ワンピースへと、女性だからこそ楽しめるファッションに少しずつ挑戦し始めました。
生まれて初めてのパーマ、マニキュア、ピアス。周りの反応が心配でしたが、変化に必要なのは少しの勇気と大きな好奇心。
初めの驚きも、3日もすれば馴染むのか、それが当たり前になってしまいました。
敬遠していたメイクにもトラ イ。
段々と面白くなってきました。

身体が変わりました。
姿勢が伸びたおかげで168�pの身長が170�p台に突入。
「足が長いね!」と言われるように。でも、「首が伸びた!?」には笑ってしまいました。
肩が下がったおかげでしょう。服のサイズがダウンし、ブラのサイズがアップしたのにはさすがに自分が驚きました。
立ち居振る舞いにも変化が出てきました。
迅速さがカッコいい、といつもバタバタと行動していましたが、一つ一つの所作を丁寧にすることで、返ってミスやトラブルを防ぐことになることを学びました。
自然な呼吸に合わせた振る舞いこそが的確な行動になる、目からウロコでした。
「一人でできる」 というこだわりも取れ、今ではお願い上手を目指しています(笑)。
しゃちほこばっていた気持ちもゆるみ、自分も周りも楽になった気がします。
先生からは沢山のことを教えていただきましたが、心に大きく刻まれたのは
・生まれ持ってきたものを受け入れること
・変化を恐れないこと
・女性として生きることの素晴らしさ、そしてそれを楽しむこと です。
先生はよく、「私は皆さんの美しさを目覚めさせるただの通過点 です」とおっしゃいます。
でも、ただの通過点ではありません。
そこを通る光が七色の素晴らしい色を見せてくれる、光輝くプリズムなのです。
私たちそれぞれがそのプリズムに触れ、本来持っている素晴らしい光線を導きだしてくれる、きらきらとまばゆいダイヤのプリズム。
その美しさによって光が自らの「美」に気づき、自ら輝き出す、そんなプリズムなのです。
多くの女性が接し、きらめきを得ることで 美しい世界が広がっていくことを願ってやみません。
現在、私はありがたいことに、インストラクターとして皆さんの美の開花のお手伝いをさせていただいております。
私自身も「デコルテにダイヤが飾ってあるように」という先生のいつものお言葉を胸に、先生や生徒の皆さんと共に、「美」を探求をしていきたいと思っております。
由美子先生、皆さん、ほんとうにありがとうございました。