「ここなら私の求めているものがあるかもしれない」
初めてプリマ・エレガンスのホームページを開いたとき、私はそう感じました。
知識や型としてのマナーだけでなく、真に美しい立ち居振る舞いを身につけたいと考えていたときのことです。
もともとはテーブルマナーを中心に学ぶつもりだったのですが、
由美子先生の写真から漂う優美な雰囲気に惹かれ、体験レッスンの申し込みをしました。

先生にお会いしたとき、私は「やっと見つけた!」という喜びでいっぱいになりました。
美しい立ち姿、優雅なしぐさ、優しいお声と笑顔。先生は、私が長年抱いてきた、理想の女性像そのものだったのです。
こうなりたい、という具体的なお手本を示してくださる方との出会いにより、すぐに多くの変化が起こりました。
歩きづらいからと敬遠していたハイヒールが大好きになったこと。
毎日、家の中でもバレリーナ・ウォーキングの練習をするようになったこと。
職場に鏡を置き、表情や姿勢をチェックするようになったこと。
"明るい声"を意識するようになったこと・・・。
自分でも特に変わったと思うのは、手や指先の所作です。
人目に付きやすい手のしぐさを美しくするというのは、当初からの目標のひとつでした。
”指を伸ばす””親指を隠す””手の甲を見せる“など、サロンで教えられたコツを確認しながら練習するうち、
繊細とは言わないまでも、だいぶ女性らしさを表現できるようになりました。
しなやかな腕の動きと美しい指先を意識していると、自然と心が落ち着き、物の扱い方も丁寧になっていきました。
以前は、もっと女性らしく振舞いたいと思いながらも、体に染み付いた癖や習慣、気恥ずかしさから、
思ったように表現できないこともありました。
しかし、レッスンを通して「こうありたかった」という素直な気持ちを認め尊重することで、今では自信と余裕を持って振舞えるようになりました。

もちろん、長い年月をかけて身についた心身の癖が、簡単に矯正されたわけではありません。
初めのうちはなかなか身に付かず否定的な気持ちが湧き上がることも度々でした。
そんなときでも、美しい音楽と和やかな空気が流れるサロンへ一歩足を踏み入れると、
心がふわりとほどけて幸福感に満たされました。そして「今の私に出来ることを積み重ねて行こう」と、また前向きに考えられるようになっていったのです。
夢中になって受講していくうちに、姿勢や歩き方などについて褒められることが多くなりました。
10歳近く年下の女性に「どうしてそんなにエレガントなんですか?」と聞かれたり、
初めてお会いした方から「あなたが歩いていると場が華やかになりますね」とお褒めの言葉をいただいたりしたときは、とても嬉しく思いました。
サロンで学んだ”美の知恵”を実践することで、喜んでくださる方がいる・・・。
そう気づいてからは、装いや所作もおもてなしの一部であり、相手に対する敬意であるということを、より意識するようになりました。
自分のために始めたレッスンでしたが、いつの間にか、この知恵を人のために生かしていきたい、と考えるようになっていました。
昨年末は、以前から由美子先生に構想を伺い、楽しみにしていた美の発表パーティー、
"エレガンス・エクスプレッション"に参加させていただきました。
舞台上で、先生方やサロン生の皆様がそれぞれのエレガンスを表現されている姿に、とても誇らしく清々しい気持ちになりました。
私自身も、それまでに学んだことを胸に思い起こしながら、心をこめて発表させていただきました。
早いもので、コースを修了してから1年以上になります。
いつも見守り励ましてくださった由美子先生をはじめ、インストラクターの方々、サロン生の皆様には、本当に感謝しております。
これからは、私自身が私の理想の女性に近づいていけるよう、エレガンスに磨きをかけていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。